熱帯夜が二十日も続く夏休みのある暑い日、道を歩いていた「晴登」は見知らぬ男に
声を掛けられる。なぜか馴れ馴れしく「晴登」に話しかけるその男は、突然こんなことを言い出した。
「世界が終わる――」
 その言葉を到底信じることが出来なかった「晴登」。だが、信じるようが信じまいが、密やかな足音と共に少しずつ何かが変容していく。そして、「晴登」を包んでいたはずの日常は、少しずつ崩れ去っていくのだった。
 男の言う「世界の終わり」とは? そして「世界の終わり」に晴登は何を見るのだろうか……。
 空想科学祭2010参加作。
 Airstudio様プロデュース公演舞台「いつの間にか、キミは」原案。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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